最後のコペンハーゲンレポートです。
コペンハーゲンでの打合せは2つ。1つは「Rework」というチームから「佐野クリケットチャレンジ!!!」に対してあった提案についてのディスカッション。
もう1つは都市デザイン界の巨匠「ヤン・ゲール」率いる「Gehl Architects(ゲール・アーキテクツ)」との意見交換です。
公共のスペースを有効活用した「コワーキングスペース」で佐野に人が集まる!
「Rework」は、まだスタートアップに近いチームなのですが、「佐野クリケットチャレンジ!!!」のプロジェクトに「Work tourism」というコンセプトを追加してはどうか?と提案いただきました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、海外や、最近では日本でも都市部を中心に「コワーキングスペース」というものが増えつつあります。
小規模な会社やフリーランスの人が月額料金を払って、「オフィス+カフェ」的なオープン空間で仕事をするような場所です。
世界的な経済予測では、20年後には先進国労働者の半数が「フリーランス」になるとも言われています。
「フリーランス」は、ネットワークで仕事をするためオフィスなど特定の場所を必要としません。「旅をしながら仕事をする」という生活を送っている人も増えているようです。
「Rework」からの提案は、こうした動きに対応しつつ、もっとパブリックな場所、例えば公園や図書館、ホテルロビーや飲食店の一部など、よりオープンな場所に「コワーキングスペース」を増やしてはどうか?というものでした。
「佐野市国際クリケット場」はもちろん、街なかにもそんなスペースが出来れば、クリケットだけでなく佐野に来る理由になるかもしれませんね!
ミッションの手がかりは、地域経済のエコシステム強化!
もう1つは「Gehl Architects 」のクリエイティブディレクター「デイビッド・シム」とのディスカッション。
「都市にまつわる施策を考える上では、長期的に複層的に物事を考え、地域経済のエコシステムを強くしていくこと。地域から流出しているお金を、地域内で回していくことが経済を強くする。」との意見をいただきました。
まだまだ出来ていないことばかりですが、チームや協力していただける方も増えて来ていますので、スピードを上げて頑張っていきたいと思います!
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