女子日本代表強化選手団の宮地静香選手が、2022年5月にアラブ首長国連邦ドバイで開催される女子プロリーグ、Fair Break Invitational 2022 に参戦するため、同リーグとの間に日本人初となるプロ契約を結びました。
令和4年1月26日に佐野市国際クリケット場で開かれた日本クリケット協会の記者会見において、参加リーグの詳細や宮地選手の選考過程、また選手本人のインタビューなどが発信されました。
オーストラリアに本部を置く、Fair Break Globalは、クリケットをとおしてグローバルにジェンダー平等を推進している団体で、今年(2022年)5月1日~15日にドバイにおいて、女子プロリーグ”Fair Break Invitational 2022”を開催します。
世界36か国から、トップクラスの女子クリケット選手90名を選抜し、6チーム編成により19試合が行われます。選抜された90名は、ニュージーランド代表のキャプテン”ソフィー・デバイン”選手やパキスタンの”サナ・ミル”選手など世界的なスター選手が選ばれています。
日本代表強化選手でもある宮地静香選手は、2001年、同志社大学在学中クリケットと出会い、結婚を期に佐野市に移住しました。当初は日本クリケット協会で働く傍らトレーニングを積んで日本代表となり、2010年のアジア大会で3位になる等、日本代表として活躍してきました。左投げ左打ちのオールラウンダーで、ニュージーランド、オーストラリア、イングランドでもプレー経験があり、現在はチーム最年長としてチームを牽引しています。
契約のきっかけは、昨年10月に宮地選手にリーグ参加のオファーが来たことです。宮地選手は、これまでも海外でのプレー経験はあるものの全て自費での参加であり、また、世界における日本クリケットの評価が低いことから、プレーヤーとしての評価がされないなど、残念な思いをしてきただけに、その一報に「やっと願いがかなった!」と、「願いがかなって嬉しい!」という2つの思いが同時に浮かんだそうです。
本リーグは、あくまで通過点であって、世界から「(日本人なのに)やるじゃん!」となればいい、今回のリーグの試合で、日本のクリケットが次につながるアピールができればと抱負を語りました。
また、特に小学生のころから指導してきた後輩達には、自分の姿を見て、ぜひ次に続いて欲しいとのことです。
日本人として、一人のクリケッターとして、存在感が出せるよう、ファイト 宮地静香選手!!!
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